地銀再編で保険料下げも 金融庁検討、健全性で差

コメント

注目のコメント

• 大槻 奈那

  ピクテジャパン シニア・フェロー 名古屋商科大学大学院 教授

  ・2019年08月27日

  信用力によって保険料を変える「可変保険料」のシステムは、世界の常識。日本はかなり遅れての検討です。
  
  導入が遅れてきた理由は、主に、銀行の健全性が低かったため。銀行が健全な時にやらないと、悪い銀行の保険料が高くなり、経営難を誘発してしまいます。従って、やるなら早くやるべきだと思います。
  
  ただ実際問題、何を基準に健全性を図るのかと、評価が外部に漏れないようにしなければならないという点は案外難儀です。
  
  もし、悪い評価が外部に知れてしまうと、それでなくても低い利益率に高い預金保険料が追い討ちをかける格好になり、かつ、預金が逃げてしまい、優良行に二度と追いつけなくなる可能性があります。
  
  そうして統合を促すならば、一種の「劇薬」になりかねない、という印象です。
• 木村 亮介

  (株)STK GLOBAL取締役 弁護士・税理士

  ・2019年08月27日

  金融庁の，地銀に対する再編に向けての働きかけ（追い込み？）がますます強くなっていますね。
  統廃合が進むことで，「昨日の敵は今日の友」ってところが今後も増えていきそうです。
  
  ・・地銀再編に関する近年の動きを見ていると，金融庁が，地方創生は基本的にもう無理だと考えているようにも見えます。ある意味で冷静な判断ではあるのかもしれませんが・・
• 金子 修

  大学非常勤講師、銀行系シンクタンク エコノミスト

  ・2019年08月27日

  投機的格付の銀行があるが、あそこは平均よりも相当高い保険料にするつもりらしい。
  経営統合で体力を強化するには人員削減の自由化が必要。
  銀行業を労働法の適用除外にする措置が不可欠。