世界中で大注目の「オルタナティブ教育」を知っていますか？ 〈dot.〉

コメント

注目のコメント

• 大塚 一輝

  3歳の甥に会ったとき僕が教えられることなど何も無いと思えた. 彼は彼のやり方で世界を目まぐるしく解釈しており少なくともそのように見えたので, 大人が介入すればその大事なプロセスを壊してしまう可能性があるように思えた.
  3歳のレベルでしかものを考えていないから大人が洗練された考えを教えなければならない, というのは大人の傲慢に過ぎない. 3歳でなくても小学生でも大学生でも大人でも,健全な意思を持った人間は勝手に学び有意義な仕事をする. 大人の役目というのはただ参考になるような仕事をしたり機会を作ってはさり気なく与えてやることくらいしかないのではないか.
  
  僕の幼稚園は完全なモンテッソーリ教育だった. これは大人になってから知った. 殴り合いをしても決して止めないのは子供が自ら気持ちに蹴りをつける機会を奪わないようにだとか, 大人の声がしないのが自慢だとか, 人は何かをするのに許可は要らない, などとウェブサイトに書かれていた. 毎日文字通り山に放たれて夕方まで好きなことをして帰るだけ. 一般的な幼稚園が大人に言われて歌ったり踊ったりする場所なのだと最近になって知った.
  要するにいかにして放置して好き勝手させるか, という命題なのだが, 一番難しいのは危険と損害, つまり大人にとっての「保険」に関わる部分で, 色々考えてみるに正しい覚悟さえあればあとは結局は資源の問題に帰着するように思う.