【ダニエル・エク】成功への「2つのハードル」を乗り越える
当初は、頑固な音楽レーベルからライセンスを取得して無料配信するなんて絶対無理!と、出資者が見つからなかったが、エクの決意は変わらなかった。それは音楽を愛する人々に、「世界中の音楽が自分のポケットに入っている感覚」は、絶対支持されるという確信があったから。
とはいえ、その交渉過程で「髪の毛が1本もなくなった」と苦笑するエクに、リード・ホフマンが話を聞いた(インタビューが行われたのは18年5月29日)。
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突き詰めるべきは、テクノロジーではなく、ソリューションではなく、プロダクトでもない。UXだ。
顧客の課題は何で、その状況とJob To Be Doneが何か。
それを提供した先の未来で何を実現するか。
QT:
"フリクションを減らして、エクスペリエンスを10倍改善すると、魔法が起きます。ユーザーの使い方が変わる。消費量が大きく増える。その結果、ビジネスモデルも変わる。私たちは運良くそういうサイクルを生み出すことができました。"
Spotifyの魅力はやはりその「体験=エクスペリエンス」ですが、なかなか伝わりにくい。具体的には、自作プレイリストの並び替え、指定した曲が終わった後に自動再生される曲の心地よさ、おススメプレイリストの粒度の細かさ、でしょうか
下記がキーだと思う。
ここに音楽業界との共通の仮想敵がいて、音楽業界にとっても違法な状態より、広告経由で無料で聞かれる方がBetter。ただそれを認めると、普通の販売の方のプライシングや存在価値への影響の議論にもなり、極めて難しいエリア。
そのなかでエクスペリエンスへの拘りが、「怪しいもの」ではなく、こちらのほうがユーザーとしてもレーベルとしても「良いもの」と変化させるための武器になったということが伺える。
『無料サービスを維持したもう1つの理由は、著作権侵害を退治したかったからです。Spotifyにとって最大の競争相手は、合法的な音楽配信サービスではなく、9割以上の人が無料で違法に音楽をダウンロードしているという事実でした。』
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