【ダニエル・エク】23歳でリタイア資産額達成。Spotifyをつくる
当初は、頑固な音楽レーベルからライセンスを取得して無料配信するなんて絶対無理!と、出資者が見つからなかったが、エクの決意は変わらなかった。それは音楽を愛する人々に、「世界中の音楽が自分のポケットに入っている感覚」は、絶対支持されるという確信があったから。
とはいえ、その交渉過程で「髪の毛が1本もなくなった」と苦笑するエクに、リード・ホフマンが話を聞いた(インタビューが行われたのは18年5月29日)。
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ダニエルさんのことは存じ上げてませんでしたが、7年くらい前かな、MIDEMでSpotifyの人たちとお話しした頃でも、随分無茶なことをしでかしてる面白い人たちだなと思っていたので、創業時はレーベルさんになかなか振り向いてもらえないのもよくわかります。
保証によって「失うものは何もない」状況になったから
とありますが、業界構造が転換するときにはこういったキッカケが必要で、そのタイミングと市場を見出せたのは偶然と努力の両方だと思いますが、結果大きくなる会社は、行動をしながらタイミングを引き寄せることに成功してますね。
ダニエル・エクが音楽レーベルとギリギリの対話を交わしていたのは、具体的な時間軸としていつ頃のことだったのかを知りたくて、時間軸を少し調べたところ、
1999年 ナップスターが普及
2006年 Spotify設立
2006年 Youtubeがグーグル傘下に
2008年 Spotifyサービス開始
でした。
YouTubeがグーグル傘下になったのが2006年と考えると、概ね、この2006年近辺がインターネットの大きな転換点の時期だったのでしょうね。ナップスターが入り口となったのは間違いありませんが、コンテンツがシェアされることの威力が具現化したのは、やはりYouTubeも大きかったように思います。ネット環境もブロードバンド化が劇的に進みましたし。
起業家のアイデアや推進力はもちろん大変に重要なのは言うまでもないのですが、機が熟したという点も見ておく必要があるように思いました。
顧客が本当に求めていることを想像すること。そこにある課題やジョブを具体的にイメージすること。そして、それをステークホルダーにまで広げること。
それがはっきりと実像のように頭に浮かぶようになったら、あとは走るだけ。走り続けるだけ。
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