• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

【正念場】ルネサスは「敗戦の歴史」に名を連ねるのか

NewsPicks編集部
240
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • NewsPicks ジャーナリスト

    本特集では液晶、積層セラミックコンデンサ(MLCC)など、勝ち負けが比較的明確な業界を対象として来ましたが、今回は勝ち負けのグレーゾーンにある車載半導体を対象にしました。

    ①安全第一など日本の愚直な品質追求が活きる世界 vs 自動車革命の中で変革へのスピードが優先される世界
    ②総合力という強みを活かす日本 vs 画像処理専門のエヌビディアなど一芸に秀でた新興勢力
    ③顧客にニーズにきめ細かく答えるすり合わせ型の日本 vs 世界標準の獲得を目論む欧米勢力

    こうした変革も必要だが、同時に昔と変わらぬ日本の強みも求められる世界である自動車向けの半導体。
    日本企業の今後を占う試金石となる考えの下、車載半導体大手のルネサスの技術トップの吉岡さんに対し、ざっくばらんに疑問点をぶつけました。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    記事の「シリコンサイクル」という言葉を、深堀して解説。

    大体の電子部品は「価格下落と性能上昇で需要増加」という特徴を持つ。
    私たちはこの恩恵を享受し、例えばPCやスマホ、昔と同じか安い値段ではるかに進化したものを手に入れることができる。逆に電子機器以外ではこんなことはほとんどない(例えばコーラ)。
    テクノロジーの進化やそのスピードを理解するには、電子機器やそれを構成する電子部品は「デフレ的」という理解が根幹。

    シリコンサイクルに戻ると、端的には半導体の好不況の波で、数十年繰り返されている。ではなぜその波が繰り返すのか?それは半導体の特性と、人間の期待が関わっている。
    安くて性能が良ければ需要は増える。半導体の計算・記憶は回路が司る。同じ回路を小さく作れれば、原材料は少なく、電気の通る距離も短くなり抵抗損失も発熱も減り、いいことずくめ。
    半導体は同じ回路をより細かく描く「微細化」をずっと進めてきた。微細化でコストを安くし、さらに回路の機能を増やしてきた。
    でもより細かく回路を描くことは難しい。だから最初は歩留まりが悪く、必要な量が作れず低い歩留まりを前提に過剰な設備投資が起こりがち。また昔はイベント前にテレビ需要が増えたり、新しいWindowsが出る時に需要自体も期待も過剰になりがちだった。過剰投資で供給過剰になると通常より価格下落し、投資余力が減る。でも価格下落は需要も喚起し、また需給がタイトになって設備投資が進むタイミングに変わる。そしてタイトになりすぎると、半導体では通常起こらない価格上昇が起こる(約1年前までのNAND・DRAM)。
    ここ5年ほどはメモリ以外はシリコンサイクルは小さかった。それはスマホとデータセンター需要がずっと伸び、またスマホのモデルサイクルがPCとは違い毎年で、需要が安定的だったからというのが通説。その中でメモリだけは技術が3DNANDに変わったりもして、歩留まり改善に時間がかかり、数年タイトな状態だった。

    なお、若林さんや杉浦さんのコメントのように、半導体は種類が色々ある。計算・記憶ではなく、アナログ・デジタル変換のアナログICや電力制御のパワー半導体などは違う要素の影響が大きい。あと自動車も電子機器と比べると製品サイクルが長い(電子機器数年、自動車10年前後)ので、毎年の需要変動も相対的に少ない。


  • badge
    NCB Lab. 代表

    車載半導体の実態がよくわかるレポートです。多岐にわたる製品群がありますが、それらが有機的に作動するかが心配にもなりました。個社が強くても、接続で負荷のかかり方が違う。パーツではなく、トータルなソリューションを提供できるところが強いと感じました。

    日本企業連合で、果敢にチャレンジしてほしいものです。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか