ロシアが弾道ミサイル発射実験 北極圏海域の戦略原潜から
コメント
注目のコメント
今回、トゥーラとドルゴルキーは北極点付近からミサイルを発射したようです。
北極の氷が減少するに従ってロシアの原潜パトロール海域も(夏には氷がなくなる)沿岸部から北極点側にシフトしていくのではという指摘は以前からありましたが、そういうことも意識したんでしょうか。
ちなみに北極の氷は毎年9月くらいが最小になるということなので、今頃はちょうどそなくらいの時期に当たっている訳ですね。ロシアは近年核戦力を近代化することに重点を置いており(※),この実験もその一環であると思われます。
※ 直近(2018)の防衛白書にもその点の指摘があります。
https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2018/html/nc005000.html
軍事面でアメリカと張り合いたいロシアの平常運転の範囲内と言えなくもないと思います。
ただ,ロシアから話は逸れますが,潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は,
移動できる潜水艦からの発射となるため察知がしにくく奇襲向きであり,
現状の技術では迎撃も簡単ではなく,
それでいて甚大な被害が発生しうる,
という危険性の高いものであるため,少なくとも現時点では,北朝鮮が運用能力を向上させてしまうと厄介な軍事兵器,軍事技術の一つであるといえます。