【山中伸弥】新しい発明は「偶然」から生まれる
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偶然が生んだ、偶然な結果に対して、夢中になれるほどのめり込める。iPS細胞を発見したノーベル賞学者である山中伸弥教授による、直近の講演スピーチを、特別に記事として配信させて頂きました。iPS細胞は、どうやって生まれたのかを易しく、面白く語ってくれています。@国際科学オリンピック日本開催シンポジウム
C型肝炎で亡くなった父親の話、亡くなった翌年にウイルスが発見され、その25年後に特効薬が生まれた話。そして動脈硬化の研究から、ガン研究、遺伝子研究、ES細胞の研究と、好奇心で切り拓いてきた道のりをユーモアいっぱいに紹介してくれました。
ちなみに2020年以降、4年連続で、日本を舞台にして国際科学オリンピックが開かれます。2020年は国際生物五輪(長崎)、2021年は国際化学五輪(大阪)、2022年は国際物理五輪、2023年は国際情報五輪です。サイエンスの分野が、ますますビジネスと近づいているなかで、この舞台に集まる若き才能にも注目していきたいと思います。ご一読ください。山中先生が幼少期から自身の父親の病気に接しつつ医者となり、渡米で修業後にiPS細胞を生み出すまで。分かりやすく書かれています。
英米人研究者が発見したES細胞に続き、iPS細胞を発見した山中先生。その「偶然」に出合うためには、継続することなんだと再認識した次第です。継続したからこそ、必然に変わった。人生とは『運』と『縁』と『タイミング』。だからこそ目の前のチャンスに貪欲に挑戦して行くこと。それが『運』と『縁』と『タイミング』を引き寄せていくのだから。
『しかしiPS細胞をどのように作ったかというと、確かに、最初はなんとか患者さんを治したい、父親のような患者さんを治したいという必要に駆られて、私は研究者になりました。』
『しかし私がiPS細胞にたどり着けたのは、最初にお話ししたような「予想外」の結果に偶然出合ったからです。自分でも、そんなことに出合うと思っていなかったことに、偶然に出合った。
それがiPS細胞につながりました。』