活況の未上場ベンチャー投資。「潮目」はいつ変わるのか?
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JAFCO時代の投資先であったGMOが上場したのがちょうど20年前の昨日で、それから決済スタートアップを起業したりしつつ6年後に立ち上げたのがGMO VenturePartners、2005年でした。3年後にリーマンショックのどん底時期がきます。でそこからさらに早10年。国内投資から始めつつ7年前より海外展開も開始、東南アジア全域、さらにアメリカ、インドで主にFintechを中心に投資していますが、創業時から投資しユニコーン一歩手前にまで成長している投資先も複数出てきています。
景気サイクルを越えるための投資活動について、渋谷でいろいろ話してきました。
ともあれ、リーマンショック後のどん底の時期にお会いし、それ以来応援しているユーザベースさんのメディアで、このようなお話をする事、出来ている事に数奇な運命と幸運と感謝を感じます!全ベンチャーキャピタリスト、起業家が読んだほうが良い、正統派キャピタリストの金言集。
何事も、それを知っている事と、それを深く認識し実践し続ける事とは大きく異なる。表面をふむふむと読んでそりゃそうだけど、と言って終わる人と、意識に刻んで行動に移す人とで、5-7年で大きな成果の差を生む、そういう類の事が語られている。CVCの課題やあるべき姿がわかりやすくまとまった良記事ですね。
個人的にも、CVCのリターンが上がらない要因の一つは人材/報酬体系の設計にあると思います。
・事業会社の報酬体系がそのまま適用されている
- VCは長期で結果を出す事業なので、短期的な評価制度とは相性が悪い
- 投資することがゴールになりえてしまう
・そのため投資のプロフェッショナルを採用しづらい
- パートナークラスの人材がCVCに行くインセンティブが弱い
一方で、CVCの良さというのはスタートアップの事業をドライブしうるアセットを持っていることであり、独立系VCにはなし得ない支援をすることができます。
(CVCの投資におけるシナジーは、事業会社→スタートアップに提供される部分が大きく、逆は限定的だとと思った方がいいと思います)