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同会合後の会見があれほどこっぴどく市場にやられたわけですからコミュニケーションの在り方は変わらざるを得ないでしょう。
最近の金融緩和は伝統的な金融緩和、つまり、いろんな中央銀行が過去何度も使って効果も限界もそれなりに分かっている普通の金融緩和とは違います。
非伝統的金融緩和と呼ばれるくらいですから、本当に国を挙げてこれをやって、最後まできちんと終わらせた経験は、どこの中央銀行にもありません。あまり長く続けることにリスクを感じてFRBとECBが出口を探り始め、脱出できないまま次の緩和局面への突入を市場とトランプ大統領に要求されている形です。
政策金利がまだプラスの米国には、伝統的金融緩和、つまり金利引き下げの余地が僅かばかりありますが、ここで余地を使い切れば、あとは効果のはっきりしない非伝統的金融緩和に頼るしかありません。景気が後退局面に入る前に予防的に利下げせざるを得ない立場に追い込まれてはいるものの、市場と大統領の要求を呑んで安易に金利を下げ過ぎると、次の景気後退局面で効果的な対応手段を失います。そうなると、景気の振幅が大きくなり過ぎる。
「FRB内で意見がかなり割れていることに驚いた。われわれは未知の領域に足を踏み入れており」とありますが、さもありなん、と感じながら読みました (^^;
金利を引き下げるかどうか、FRB内で意見が割れているようです。十分な議論と準備は必要ですが、利下げのタイミングは今ではないようにも思えます。

ブレグジットの影響や中国との交渉が難しい局面になった時に発動しないと、危機的状況での対応策が限定され、柔軟性を失ってしまいます。

トランプ大統領の口先介入にどれだけ耐えられるか。FRBの独立性を守れるか。注視したいと思います。
7月時点でのこの考えが変わっているのか、変わっていないのか、金曜日のジャクソンホールシンポジウムでのパウエル議長の講演に注目が集まります
前回のFOMCで実際に引き下げされたのは25bps(0.25%)だったが、議論としては50bpsの引き下げを望む参加者が多かったとのこと。その意味では、次回(9月19日)への利下げ期待があがる。
今下記を見ると、ほぼ100%近く0.25%の利下げ期待がある状態。
https://jp.investing.com/central-banks/fed-rate-monitor
別途配信したレポートでも書きましたが、メンバーの間で利下げに関するスタンスが三つに割れたり、景気見通しを悲観的にしないように注意しながら、下方リスクの重要さを強調したりするなど、議事運営に苦労が感じられる内容でした。

ただ、個人的には議事要旨の冒頭にあった政策レビューに関する議論にも関心があり、特に量的緩和は予想されたほどの副作用がなかったので、もっと積極的にやるべきだったという意見が大勢を占めたり、インフレ目標の運営について、「makeup」、「average」、「range」の三案が具体的に検討されたことも興味深く思いました。
インフレ率2%がそもそも低いんじゃないかと思います。2.533くらいに引き上げれば利下げする大義名分が立ちます。

一方、雇用の方も歴史的に低い失業率だそうですが、新たに創出された雇用の多くはサービス業で、フルタイムではない、低賃金の職だという報道があったように、まだ満足できるレベルではないとも言えます。
次の利下げを占うことよりも、FRBが着々とEffective Lower Bound環境で有効な金融緩和策を検討しようとしていることに注目しています。期待インレフ率のコントロール、そもそもその運営自体難しい話ですが、それに対して何か知恵が出てくるのではないかと、毎回の進捗を注視しています。
ジャクソンホールの前説として、基準点となる議事録。ここからどう踏み込むのか踏み込まないのかがマーケット関係者の注目点でしょう
米国の景気は、本当にそれほど心配なのでしょうか。
市場(あるいは大統領)の「雑音」で金融政策が歪む事が無いようにして欲しいものです。