【LINE証券】株に必要なのは、プロでなく、素人の「口コミ」だ
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注目のコメント
取引銘柄が少なく、手数料もとる、というのは、米国のRobinhoodなどと比較すると、1周も2周も遅いサービスのように見えます(スマートプラスのStreamの方がその点は先進的)。
伝統的な野村の証券ビジネスのUXを改善しただけにみえますので、もう少し個人投資家にとって真にメリットが出るようなサービスを提供できるよう、更なる発展に期待します。
その点では、UXを改善するだけは、本質的にその商品の価値をアップデートできないと思いますので、金融出身者がいないことは、強みでもあり、弱みにもなりえます。二点、株式投資のハードルと、野村が合弁でやるということについて。
株式投資のハードルが高いというのは事実。4000近い銘柄があって、海外まで含めればもっと多い。そして投資をすれば自分の資産価値が変動する。知らないで投資をすることもできるが、損すれば勉強していればよかったと思いがち。一方で知れば知るほど投資の意思決定というのは難しいし、さらにそれでリターンが確実に上がるわけでもない。
ただ、参加を広げることは、証券会社としては重要だが、どこまで個人として重要か。リターンが上がらなければ続けようと思いにくいのだが、記事にあるような美人投票の側面がある。おまけに初心者でも参加できても、「初心者用の株式市場」というものはなく、時に草刈り場になることもある。一方で、やってみないことには分からない部分も多いわけで…
もう一つ、野村が合弁を組んでやることについて。対面のビジネスが中心のなかでそれを脅かすようなトライがしづらかったから、といった言及がある。そうだろうなぁと思いつつ、併せて、それくらい対面チャネルの強みという「競争力の原資」が弱くなっているから、合弁にしてでもやらざるをえなかった、というのもまた一側面だと思う。株をやったことがない人が、始めてみたくなるUI・UXとは。価格や時間帯の制約もありますが、何よりやはり「どれを買ったらいいか」の分かりやすさが重要なのではないかと感じます。あとは、いかにゲーミフィケーションの要素を盛り込んで「勝ち」の体験を作れるか。
LINE証券がどのような試行錯誤を重ねていくのか、これからも注目していきたいです。新たな指標作りのところも気になります。