中小企業の事業承継が社会問題化、廃業する5割が黒字でもM&Aが浸透しないのは?
コメント
注目のコメント
人数が多い順に
1.自社のバリュエーションを理解していない人が多すぎるから
2.容易に代替できる他社が複数存在するから
3.自分はいつまでも元気でいられるという根拠のない自信を持った方が多いから
4.相手に対し多くを求めすぎているから
1.について補足すると、確かにバリューチェーンの欠かせないピースである中小企業は多くあります。そして、オーナーさんもその事は理解しています。
一方で、M&Aというのは純然とした経済取引でもあるので、定性的評価よりも定量的評価が優先されます。
また、定性的評価は、そこから生み出すモノを収益化できて初めて価値があるものであり、その価値は正常に事業化したバイサイドが収受すべきものです。
バリューチェーンの欠かせないピースであっても、それが利益に結び付いていなければバリュエーションはなかなかつきません。
要するに、自社商品の値付けの失敗ですね。
そこを理解できずに自社の適正バリュエーションに納得できずにズルズルと着手できないなんていう話は腐るほどありますよ。黒字でも廃業は実はかなり前からですが、そのまま放置してきた事が悪かったと思います。地方の金融機関の承継もM&Aも本質からずれていて、そもそも中小企業にM&Aなどはそぐわないと個人的には思っている。
むしろファンドが一定期間経営し、ご子息や親族や信頼の置ける番頭さんなどに売った方がいいと思う。
この規模も特段大きくなくてもよく、一緒に働きながら、息子さんたち後継者に引き渡したら良い。
経営請負と人材教育の合体みたいなものだけど、そういうコンサルはもう居なくなったね。事業を売却することは、先祖代々引き継いできた土地を売るようなもの、という考えの経営者は相当数います。特に経営者が高齢になればなるほどM&Aは難しくなるのかなと。
認知を広めることが大事だと思います。