あなたの“素顔”が丸裸!? 求職者の「SNSチェック」サービスが登場...個人情報の扱いも聞いてみた
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注目のコメント
個人情報の扱いについて、「企業の人事部が行う調査を業務委託されている形」とありますが、重要な論点が抜け落ちています。
この企業に「ウチの会社に○○という人が面接に来たんだけど…」という個人情報の提供ができるかどうか、という点です。
つまり、この個人情報の提供が、個人情報保護法の「委託」(本人の同意不要)に該当するのか、それとも「第三者提供」(本人の同意必要)に該当するのか、という点です。
リクルートでは、この点が問題(のひとつ)だったのです。
仮にこの個人情報の提供が第三者提供に該当する場合は、同意書には、(第三者である)「株式会社HRRTに対し個人情報を提供すること」を記載する必要があります。
(提供される個人情報はもっと具体的に記載します)
残念ながら、少なくとも記者のほうは、この点を把握していないようですね。一昔前に話題になりましたが、SNSは監視社会の実現を後押ししているんですよね。
結果的に実名空間においては品行方正な振る舞いが増える方向に圧力がかかっていて、哲学者のベンサムが提唱した功利主義には貢献するかたちになっています。
功利主義は自由主義と対立しやすく、一方で否定はしにくいという意味で白黒つけにくい問題でもあります。
哲学の世界へようこそ。どうなんでしょう?数年前から新卒で就活している人たちはFacebookを採用担当に見られる前提で使っていると聞くし、ジョブホッパーはSNSが最高のセルフブランディングツールだろうし、一番割を食うのはあんまりSNSを使わないけれど、たまにどうしても仕事の愚痴や頑張っているアピールを世の中にしちゃう真面目な人だったりしないだろうか。プロの分析だからそんなことないのかな?採用する側もSNSのリテラシー上げないとですね。