[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点と変わらずの106円前半。週明け取引は特段の手がかりもなく、主要通貨は全般横ばい。トランプ米大統領が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)<HWT.UL>の輸出禁止規制の猶予期間延長について、どう判断するかが関心を集めている。

ドルは106.25─106.50円と狭いレンジ内でもみあい。朝方の取引で、トランプ大統領がファーウェイとビジネスを行うことは望んでいない、と話したことで一時売られたが、3カ月程度の猶予を与えるのではないかとの見方は大きく揺るがず、下値は限定的だった。

財務省が19日に発表した7月貿易統計速報は、貿易収支が2496億円と2カ月ぶりの赤字だった。輸出は前年比1.6%減、輸入は前年比1.2%減だった。

為替市場は貿易統計に反応薄だったが「米中関係に改善の兆しが見えない中では、輸出の早期回復は見込みづらく、貿易赤字の傾向は続きそうだ」(国内エコノミスト)という。

為替面では、日本の輸入の約70%がドル建てであるため、輸入勢によるドル買い需要は今後もドルの下支えとなる公算が大きいとみられるという。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 106.37/39 1.1090/94 117.98/02

午前9時現在 106.42/44 1.1090/94 118.04/08

NY午後5時 106.36/39 1.1089/91 117.96/00

(為替マーケットチーム)