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犯人蔵匿・隠避容疑で51歳女逮捕 あおり運転 逮捕の男は暴行認める

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    そもそも指名手配犯を匿っていたことと、匿っていた犯人の男が逮捕される場面での言動からすれば、この女性も結局はガラケー撮影行為の報道以来にわかに形成されてきた世間の「想像」を裏切らなかったわけです。

    しかし、おそらく2人とも最初は(少なくとも静岡や愛知の事件の段階では)、あおり運転に伴う危険行為だけでは、ここまで責任が大きくなって逮捕される事態になるとは夢にも思っていなかった。そんな可能性は想像できないでしょうか。
    特に女性のほうは、自分までが逮捕されることになるとは、実際に逮捕されるまで思いもよらないことだったかもしれません(そうでなければ、自宅に匿うなんてできないでしょう。)さらに、こうして氏名まで公表されて全国的に報道されるような事態は、たとえ逮捕前の報道を見ていたとしても、未だに想像がつかない展開かもしれません。

    2人にとっては、ドラレコ映像が報道されて日本中で俄然注目を浴びたことが運の尽き。

    逆の言いかたをすれば、これがもしも報道されていなかったら、常磐道の事件ですら警察は動いてくれたのでしょうか。
    今回の事態で茨城県警は横浜まで出向いて車両を押収したり、傷害容疑で容疑者を全国に指名手配したりしています。さらに、捜査員や捜査用車両を大阪にまで投入して大阪府警と協力体制を敷き、逮捕に結びつけています。これは考えてみたらかなり大がかりなことです。傷害容疑事件の全件でここまで広域に動くのかはともかく、これが静岡や愛知の件になると、対象車両をディーラーに照会したところまでは動いても、その後どこまで展開したのか。同レベルの案件がどうなっているのかで実態を明らかにしてほしいところです。

    もしも動いていない案件が多々あるのであれば、この2人が「どうせ何も追及されない」とタカをくくっていたとしても無理からぬことであり、そんなふうに考えて威嚇行為を繰り返すような人が他にもたくさんいると想像できてしまう現実は嘆かわしいことです。
    コンビニでの土下座強要事件などもそうですが、激昂するようなクレーマー体質は時代遅れのもので、もはや逮捕されるぐらい何もいいことはないと普通に想像できるような世の中になってほしいものです。


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