人間なしの建築。マシンランドスケープが地球に拡がるとき
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注目のコメント
こういうニュースは本当にワクワクします。
現在、物流倉庫や工場にて、自動化がどんどん進んできています。自分が現在携わっている工場物件でも、人が入らない前提の部屋がいくつかあります。人が入らない前提の部屋であれば「非居室扱い」になり、様々なメリットがあります。
メンテナンス時以外の動線不要というだけでなく、機械の運用に最低限の空調および照明(機械によっては真っ暗でもOK)、ヒト共存用の安全設備不要、法で定められる避難通路確保不要、窓不要、などなど。
今までの建築設計の延長にない、本当に新しい建築設計になるはずです。SFの世界が、少しずつ現実に落とし込まれてきていますね。自分は実務側の立場から携わっていますが、アカデミックなアプローチも今後非常に楽しみです。人間工学(※)をあまり考えなくてもいい領域が広がっていくのでしょうか?
(メンテナンスも人が直接入らなくて済むようになれば,「全く」考えなくてもいいのかもしれませんが)
これからさらに発展していく分野でしょうね。
人間の使いやすさをいちいち考えずに機械の領域だけで最適化を図れば良い,ということ自体に興味や好奇心を持つ研究者の方も実務家の方も多そうです。
※ 国際人間工学連合(IEA)による人間工学の定義
システムにおける人間と他の要素とのインタラクションを理解するための科学的学問であり,人間の安寧とシステムの総合的性能との最適化を図るため,理論・原則・データ・設計方法を有効活用する独立した専門領域である。(引用ここまで)
・・まあ,「人間にとっての使いやすさ」をちゃんと考えて機械やら道具やらを作っていきましょう,というのが人間工学の意義なんだと考えればよいのではないかと思います。
他方で人間工学も,新しい機械の使用法に合わせて新しい領域に広がっていきそうです。こういう記事を読むとターミネーターの世界(機械が機械を創り支配していく)を想起させます。
もちろん良い意味でもあります。
機械のための島、そして国がいずれ出来そうです。