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Newspicksさんで論文特集をするというので論文好きとしては嬉しくなり、最新の面白かった論文をホワイトボード使って解説しまくりました!すごくわかりやすくまとめていただいてるので是非ご覧くださいm(_ _)m
最近ではジャンクDNAと呼ぶことはほとんどなく、論文1のタイトルにあるように「non-coding領域」といいます。この研究分野で画期的だったのは、2005年の理研などのグループの発表で、マウスの全ゲノムのうち遺伝子領域は2%しかないにもかかわらず、全ゲノムの70%はRNAに転写されているというものです。

https://science.sciencemag.org/content/309/5740/1559.long

2006年に次世代シーケンサーが登場したこともあり、non-coding領域の研究も盛んになっています。

あと論文2のマラソンランナーの腸内細菌は以前に私も読んだのですが、実は解釈がすごく難しく、今すぐベイロネラ属に注目した検査やサプリ開発はできそうにない印象をもっています(マウス実験の運動成績のバラツキがすごく大きい、乳酸の代謝経路を完全に解明していない、など)。

この論文については、私が編集長を務めているニュースサイトで、腸内細菌の研究者に詳しく解説していただいたので、詳細はぜひこちらにて。

「マラソンで増える腸内細菌がパフォーマンスを上げる」論文の内容と解釈の難しさ
https://lab.mykinso.com/kenkyu/190730/

とはいえ、論文は最先端研究を追える格好の存在なので、アブストラクトを読めるようになるだけでも楽しくなります。
高橋さんのような立場で最新の生命科学を発信してくれるのはとても貴重で、面白いのでぜひもっと多くの人に興味を持ってもらいたい分野です。論文も2019年の話題性の高かったものを抑えてあります。シリーズ化しよう。笑

【補足】(この記事というわけではなく、多くのところでジャンクDNAをなぜか目にするようになったので)

ジャンクDNAに関しては島田さんもおっしゃっているように、現在ではその領域を表す専門用語としては使われていません。

記事にもあるように、昔その様に思われていたので”ジャンクDNA”と呼ばれていた。と理解していただきたいと強調します。最新との対比として覚えておく単語であり、歴史を振り返るときのみしかもう使われないと感じます。

"最近の研究"の定義は個人により異なると思いますが、補足として業界人の感覚では

1960年代に単語としては初めて出てきた
1972年に Ohno Susumu により提唱された
2003年 ENCODE: Encyclopedia of DNA Elements が開始

ゲノム時代以前から、非翻訳領域(記事中のジャンクDNA)に機能があることは知られていて、そのような場所も含めて網羅的に解析するENCODEという国際プロジェクトも2003年にはローンチしている流れがあります。

おそらくですが、2013年に出た "Junk DNA” という著名な本が、日本にも入ってきて有名なため、タイトルの印象が残っているのもあるのかなと思います。わかりやすいのでまたよく聞くようになったのですが、「最近ではジャンクじゃないことがわかってきました」といったときにそんなに(業界ではまったく)、最近感はないことだけはセットで共有しなければといつも感じております。
ジャンクDNA×AIや腸内細菌などなど、今年発表された、まさに最先端の論文が幾つも紹介されていてワクワクする講義でした。

遺伝子の働き方をリアルタイムで調べられるDNA顕微鏡もすごいアイデアですね。ファン・ジャン博士恐るべし。
NewsPicks編集部の記者3人だけで、贅沢にも高橋さんの「最先端ゲノム論文」の講義を受けてきました。こちらの質問に丁寧に答えてくださった高橋さんに感謝です。高度な専門性を持つ領域ですが、新発見への好奇心がそそられるはずです。
高校生必読!
素晴らしい。素人の我々に実に分かりやすく教えてくれている。祥子先生は、池上彰的な語り手としても大活躍しそうですね。テクノロジーの発展が、まさに革命的な解読の進化を生んでいることが、よく分かりました。
ゴミの中に宝がある。2%の遺伝子を研究するのではなく、残りの98%DNAからいろいろなものが見つかっています。神は決して不要なものを創造してはいない。
昔から「腸は第2の脳」と言われていました。

気功(?)などで言う「太陽神経叢」が腸のあたりにあるということで、漢方医学の世界だとばかり思っていました。

しかし、腸内細菌がこんなに影響しているとは、初めて知りました。

早速、ビフィズス菌を摂取するようにします(^_^)
訳わからなそうなことを、分かり易く解説。「理系はわからないから」では、済まされない時代になってきたので、こうした、解きほぐしの伝道者(?)的な専門家の方は貴重。
サッカーではピッチ上の誰かがボールを保持している時間というのは半分しかなくて、あとの半分は誰もボールを持っていない状態です。それをピッチ上の選手22人で割ると1人あたり2分ですから、選手個々人に置き換えると試合時間90分のうち、88分はボールと直接関係しない仕事をしている。それでもスタッツで分析するのって2分の行為に対してだったりしてたんです。パスとかシュートとかファウルとか。バスケットボールでもベーシックスタッツは得点や成功率、リバウンド数などボールに関わるプレイだけ。最近はボール以外の情報を解析する技術が実用化されたのでアドバイススタッツでその選手やチーム全体の本来の実態が以前よりわかってきました。

生命や健康や幸福はマネジメント可能な対象に入っていくのでしょうね。