【分析】日本人から、100m9秒4のボルトは誕生するか?
NewsPicks編集部
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中学生から高校生にかけてサンデーに小山ゆうの「スプリンター」という短距離走漫画が掲載されてたのを急に思い出した。
「100mを9秒台で走ることのできた人間は、宇宙を飛べた人間の数よりはるかに少ない。10秒の壁をうち破ればそれを成し得た人間にしか体験できない、9秒代の宇宙というものがきっと存在するんだ!!」取材を担当しました。
日本人スプリンターが鬼門であった9秒台をマークした背景には、間違いなく科学の進歩があります。
水を飲むな、グラウンド10周、うさぎ跳びなど、日本スポーツ界に綿々と続く悪しき風習が否定されてきているのは、素直に喜ばしいことです。(当然ですが)
私も経験がありますが、体育会系の現場は特に「サイエンス」なるものを疎ましがる傾向にあります。やはりコーチもどうしても「経験」に頼ってしまい、新しいことにチャレンジさせるのは勇気がいるのでしょう。
そんな中、日本のスプリント界は頑張っています。今では、アジア中から「なんでそんなに速くなったんだ?」と選手、コーチが日本に留学しにくるほどです。
このままどんどん記録更新のペースが伸びて、世界最速の日本人は誕生するのか、迫りました。勝者は遺伝で決まるのか。ジャマイカ人やアフリカ系アメリカ人が歴代10傑にずらりと並ぶ陸上短距離100mを見ると、そう思ってしまいます。そして、人類は果たして科学的には何秒で走れるのか。その真相に迫りました。湯浅記者がお送りします。