• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

【池上高志】なぜ「人工知能の父」は、今も私たちを魅了するか

NewsPicks編集部
730
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • University of Tokyo 教授

    BBC人気番組、SHERLOCKを演じたカンバーバッチが、今度はチューリングを演じる。そうきいた時はドキドキしたものだ。自分の好きな俳優が自分のヒーローを演じるなんて。チューリングこそイギリスが生んだAI研究の真のヒーローである。それでこの取材。

    チューリングは、かけっこが得意で、ゲイで、ナチスの暗号を解読し、コンピュータを考えた天才。
    それでもなかなか世に出なかった。彼の理論が魚など生命の縞々模様を説明することが認められたのが15年前。ゲイだからと迫害したことをイギリス政府が謝罪したのが10年前。
    今年はついに英国の新50ポンド札の肖像画にチューリングが採用されるという。

    今やチューリングが世界的に認められる時代がやってきた。それは嬉しい限りである。
    しかしここまでくるとちょっと寂しくもあるファン心。


  • badge
    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    人間の思考を0と1の2進法で説明できる、というのは、人間の神秘性を剥ぎ取る発想のように受け取られがちでした。20世紀は、複雑極まりないそれこそ神でなければ造り出せないとも信じられた人間というものを、驚くほどシンプルに説明しようとする様々な試みが数多く出てきました。
     心理学でもそういう試みはありましたが、大きな役割を果たしたのは数学と哲学の連携でした。まず、ウィトゲンシュタインが、人間が言語によって言える「真」であることは何なのかを突きつめました。論理学が復興し、言語哲学という分野が興りました。これで、人間の(言語による)思考を論理と数学で説明する道が開けました。
     また、同時期には、言語学でもソシュールに始まる言語学の根本的な変化が起きており、言語をはじめとする記号において「意味するもの(シニフィアン」)と「意味されるもの(シニフィエ)」の間には必然的な因果関係は無いという考え方が支配的になりました(🐕がイヌという単語で表されねばならない必然性は無く、ただそういうルールであるからそう呼ばれるだけ)。
     1930年代には、シャノンによって、2進法で電子回路が設計されるようになりました。
     これらは、さかのぼれば、17世紀に、人間が認識できる真理とは何か突きつめようとしたデカルト、やライプニッツに行き当たります。ライプニッツは、中国の陰陽論、特に易経に影響を受けて、人間の思考を2進法で表せる論理にすれば、人間の思考が誤ることはなくなる、といったアイディアを持ちました。このあたりが、プロトタイプになっていて、2進法によるコンピュータ理論や、人間の思考を極限までシンプルに説明するようになったことは、400年におよぶ西洋の強力な知的な欲求が行きついたところです。


  • NewsPicks CXO

    「人工知能の父」とも言われるアラン・チューリングの「論文」を、ちゃんと読んだことのある読者は、そう多くはないはずです。

    と、私も今回初めて読んでみたのですが、なんのことだかちんぷんかんぷん(苦笑)。いや、頑張って読んだのですが。そこで、その本質や学術的意義を専門家に解説していただくことにしました。

    天才チューリングについて語りたいという数学者や科学者は多数いらっしゃるでしょうが、人工生命(ALife)研究者の池上高志さんもその一人。「チューリング、 かっこいいなと思いますけど」という池上さんに、彼の魅力まで語っていただきました。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

新しい記事ページ
を表示しています

ご意見・ご要望はこちらまで

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか