【衝撃】通信手段も剥奪。「日常」を失ったカシミールの現在
NewsPicks編集部
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カシミールは1947年に始まった第一次印パ戦争の結果、6割をインド、4割をパキスタンが占領して実効支配するようになりました。住民のおよそ8割はムスリムです。
宗教や民族的背景で現地住民には反対されているのに、軍事力によってその地域を分割、境界線が設けられて、住民の生活が分断された、という地域には、たとえば北アイルランドやパレスティナがあります。カシミールの問題も、同様に衝突と犠牲者、報復、怨念が積み重なっており、解決が困難になるばかりです。
今回、インド政府はこのインド側占領地域に統治を徹底させようとして、自治権を剥奪しました。その措置を発表する直前に電話やネットの接続を遮断していました。きのう、ほぼ回復したようです。インド政府としては、独立記念日にあわせて自治権剥奪を仕掛けてきたのかもしれませんが、イスラーム側からすれば、確かにイードの祝祭の真っただ中に仕掛けられて、大きな実害があったと受け取るでしょう。数十もの民族がありながら、ヒンドゥーとイスラムという宗教でインド、パキスタンと国家が分かれ、せっかくの緩衝地帯でも紛争が続く。ほぼ単一民族国家で多様な宗教が同居する日本からはとても遠くに見えます。いちど訪れたいのですが、なかなかかないません。
容赦ない感じがしますね。
現地でしか分からない事情もあるとは思うのですが,インドは,これから経済的にも大きく発展していくポテンシャルを持っている国ですし,出来ることなら,抑え込む「鞭(ムチ)」よりは「飴(アメ)」の統治にシフトして欲しいなと思います。
※ 鞭と飴にフリガナを振ったのは、抜き打ちで「書け」と言われたら私は恐らく書けない漢字だからでして,それ以上の意味は特にありません。