[北京 15日 ロイター] - 中国財政省は15日、米政府が対中追加関税「第4弾」を発表したことを受け、中国側としても対抗措置を取らざるを得ないと警告した。

同省は、米国の追加関税が両国首脳のコンセンサスに反するほか、交渉を通じた解決という正しい道から外れるものだと指摘した。

米国は今月、3000億ドル相当の中国製品への追加関税を9月1日に発動すると発表。ただトランプ大統領は今週、年末商戦への影響を配慮しノートパソコンや携帯電話など一部製品への発動延期を決めた。

中国外務省の報道官は声明で「米国が中国に歩み寄り、大阪で両首脳が交わした合意を果たすよう希望する」と述べるとともに、両国が平等や相互信頼の下、対話や協議を通じて互いに受け入れ可能な解決策を見いだせるよう期待するとした。

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