【船橋屋の哲学】「ありのまま主義」でファンは増える
NewsPicks編集部
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1万7000人もの就活生が門戸をたたく「船橋屋」。老舗の和菓子店が、なぜそれほど多くの若者にリーチできるのか? その秘密は「商品をPRしない」という逆説的な手法にあります。
そんな、渡辺社長ならではのマーケティング手法や人材育成について、たっぷり伺ったインタビュー第2回。学生向けの企業説明会で「会社の話をしない」というアプローチも斬新です。
その心は? ぜひ本文でお楽しみください。
ガツガツしたPRはしない。ありのままを表現して、ありのままに共感し、ワクワクしてもらう。
大量生産大量消費の時代においては、皆が目指しているライフスタイルが同じであったため、Functional Value(機能的価値)だけをガツガツとPRする方が売れた。
時代は流れ、個人の時代の現在。個客はそれぞれ自分の価値観を判断基準に消費する。モノが溢れてFunctional Valueは平準化し、独自の価値は見出せなくなった。そこでガツガツPRをしても、個客の心を掴むことはできない。
Emotional Value(情緒的価値)やSelf-Fulfilment Value(自己実現価値)を刺激するのは、飾らない「ありのまま」に共感してもらう必要がある。ワクワクしてもらう必要がある。記事中に若手の方が優秀だと書いてあるのですが、キャリアを重ねてくると自分の視点がメインになって、若手を認めることが難しくなってきます。だからこそ、若手の方が優秀で新しい価値観こそ価値があるとすることで、自分自身がサバイバルして行くことは重要だと思っています。