(ブルームバーグ): サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが12日発表した上期決算は、原油価格の下落にもかかわらず世界最高の利益を保った。純利益のほぼ全ては配当として株主に還元された。

今年1-6月(上期)利益は前年同期比12%減の469億ドル(約4兆9350億円)。同社が半期決算を発表したのは今回が初めて。他の大手石油会社が原油価格や生産量の落ち込みに苦しむ中、アラムコの利益は同業他社だけでなくアップルやアマゾン・ドット・コムといった米巨大企業をも優に上回った。

アラムコの財務・戦略・開発担当シニアバイスプレジデント、カリド・アルダバー氏はインタビューで、「当社保有の油田は地球上で最大規模かつ生産性が最も高い」と述べ、原油価格下落の中でも「他社の追随を許さない業績」が「当社の底力を証明している」と言明した。

アラムコは上期に配当金464億ドルを支払った。これには同社を所有するサウジ政府への特別支払い金200億ドルも含む。アラムコは2020年もしくは21年に新規株式公開(IPO)を計画しており、出資を考える投資家にとって配当金は特に関心が高いが、Tロウ・プライス・グループによると、高配当は続かない可能性もある。

Tロウのクレジットストラテジスト、ウィレム・ビッサー氏は「配当方針についてはあまり明確になっていない」と述べ、今後は「他の石油会社と同様の純利益の50%程度とするのではないか」と指摘した。

原題:Aramco Remains World’s Most Profitable Company Even as Oil Falls(抜粋)

--取材協力:Debjit Chakraborty、Dhwani Pandya.

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