「なぜ知性は存在するのか」巨大な問いに挑む「物理学帝国」の逆襲(田中 章詞)
ブルーバックス | 講談社
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注目のコメント
いま最もホットな領域ですね。
ディープラーニングを物理学的に捉えると、とても自然に理解する事ができます。例えば一定温度の統計力学と捉えることができます。また、曖昧さを扱っている面からも、数学よりも物理の方が相性が良い気がします。
逆に物理現象をディープラーニングでシミュレーションして相転移現象を発見したり、ブラックホール物理学に現れるAdS/CFT対応との関連性など、興味深い繋がりも見つかっています。
ディープラーニングは経験的に構築されたツールなので、なぜうまくいくのかわかってない部分が大きいですが、こうした物理学的な解釈によって、更なる進化や理解が進むことに期待したいです。再び確率的な制限ボルツマンマシンに立ち戻っていくかも知れないなという気がします。
逆に、物理現象の理解にもディープラーニングの活躍がありそうです。物理学者が次々とディープラーニングを取り入れつつありま。
今後、二つの領域の創発効果によって、新しい発見が多く生まれることに期待したいです。
これこそが、私が期待していた真の「データサイエンス」の形かなと思います。
世界はエネルギーと情報の変換過程なので。> かの朝永振一郎は「不思議だと思うこと、これが科学の芽です。よく観察して確かめ、そして考えること、これが科学の茎です。そうして最後に謎が解ける、これが科学の花です」
なんて素敵な言葉。