【最終話・木谷高明】すべてのジャンルはマニアが潰す
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雨後のキノコにようにこの数年で無数に現れたオンラインのゲームも、「課金」するマニアによて支えられています。そうでないと収益を上げようがないのですが、数万人がプレーヤーとして登録していても、課金するのは数十人~数百人の「マニア」だけだったりします。特に毎月何十万円も課金する少数の重度の「マニア」によって採算が取れるようになっていたりします。
Newspicksも、毎月100万円払えばコメントが全てトップに表示される、というような「課金」オプションがあれば、少なからぬ人が課金して、収益の柱になるのではないでしょうか。
課金ゲームや「サブスクリプション」全盛期のように見えますが、全体の1%くらいの人が重度に課金して採算をとっている事業が、持続的に発展していくわけはないでしょう。持続する商売は、だいたいが薄く広く売っていきます。いわゆるオタク産業は、マニア狙いで、太く短く売る事業を次々に起こすところが多かったように思います。ブシロードは、薄く広く売ることを優先したので、マニア層からの反発もあったと思います。「すべてのジャンルはマニアが潰す」。プロレスファンとしては以前から耳にしていたこの言葉、木谷さんによるものと知ったのは実は最近なんですが、新日本プロレスの現在を俯瞰して見ても、それは全くその通りだと思います。
マニアなんて、本当に一握り。コメ粒程度。ジャンルとしてもビジネスとしても、成長させていくにはAudienceを増やしていく必要があるわけで、そうなると今は「観ていない」残り99.9パーセントにリーチしたい。マニアを重視することはその逆にいく可能性が高いですもんね。
ちなみに、今の新日本プロレスは45年観ているワタシのようなファンもばっちりエキサイトする素晴らしいもの。コンテンツとしてのクォリティは、マニア重視か否かとは別の話なんでしょうね。きっと。
面白い連載、ありがとうございました!これはサラリーマン企業との差別化ポイントですね。リクルートは結構これを「お前がやりたいなら任せる」型で補ってきた文化を感じますが、コンサル時代によく提案していた全員がある程度納得できる落とし所は結局60-80点に落ち着いてしまって、150点とか予想外の成果に結びつきにくい。新日本プロレス買収にいたっては当時の社内はアンチの方が多かったのではないかと思います
>全員の話を聞いていたら前に進めませんし、もしも誰もが「いいね」と言うのであれば、それは新しくはないはずです。
極端な言い方ですが、「アンチが2割ほど生まれるようなこと」をやるべきかもしれません。