焦点:中国の高齢者ケア市場、新興組がスマート技術で奮闘
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中国のシェアサイクリングがどうして放置でも成り立つのか、中国の多様な労働者層とビジネスの背景を以前読みましたが、この介護ビジネスもそうした背景から成り立つのかなと思いました。
まだまだブルーオーシャンな中国介護ビジネス。日本や欧州の仕組みや事業を個々に持ち込んでいますが、こうした国内産のビジネスの隆盛がいずれ主流になる日も近い気がします。
特にこの安価な入り口のハードルの低さ、テクノロジーを活用したものは、浸透力として中国介護世帯のオープンソースのごとく広がりそう。そうするとそこに新たなオプションを追加していけば売れる可能性も出てくる。良い商品を売るのではなく、インフラ化を狙っての戦略。そりゃぁそのうちオフラインの事業者は奪われていくでしょうね。そうすると介護ビジネスじゃなくなる介護ビジネスですね。
中国の公的介護保険制度も控える中、このビジネスモデルが一番の中国介護のダークフォースかもしれませんね。文中にもあるように、まだビジネスとして収益化できるレベルにはないだろう。
しかし中国で今後増加する膨大な健常高齢者向けのケア市場においては、中国が得意のIoTを用いたサービスの重要なターゲットになる。
こういう「ビジネスモデルが見えない」事業でも、顧客ボリュームの大きさと実地でのサービス改善の可能性にかけてスタートしてしまうのが、中国のITサービス業の優れたところ。
実際、この事業でも例えば「公的高齢者向けサービスとの連携」、「高齢者医療サービスの効率化ツール開発」、「高齢者向けIT端末の商品化」などといった観点で、何か未来がありそうな事業だと思う。日本は高齢社会の課題先進国だから、今のうちにノウハウためて強みにしていこう!なんていってましたが、のんびりなんかしていられない!
既に、中国との競争になりつつあるのかも知れません。