【独自】たった5年で黒字化した「DeNAベイスターズ」の秘密

2019/8/15
毎年赤字だったチームをたった5年で再生した。
DeNAが2011年に買収した横浜ベイスターズは、今やプロ野球界でも華のある、注目球団のひとつになった。5年間のうちにリーグ優勝こそないものの、2016年には黒字化に成功している。
近年、IT企業がプロスポーツチームを経営する事例が増えているが、その中で最も成功した事例だと言っても過言ではない。
なぜDeNAは球団を買収したのか。チームが強くないと、儲からないのか。どうすれば、スポーツビジネスを黒字化できるのか。
NewsPicks編集部は、横浜DeNAベイスターズの社長を務め、DeNA本体のCOOでもある岡村信悟氏を直撃した。
スポーツビジネスの哲学をひも解くことで、横浜ベイスターズの実情だけではなく、DeNAという企業の弱点と未来図が見えてきた。
岡村 信悟(おかむら・しんご)DeNA 取締役兼COO、横浜DeNAベイスターズ代表取締役社長
東京大学大学院修了。1995年4月郵政省(現総務省)入省。2016年4月株式会社ディー・エヌ・エーに入社。現在はスポーツ事業本部長も務める。