新着Pick
145Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
参院選の出口調査では全国で16万を超すサンプルを集めましたが、報道機関が出口調査を行う主目的は当落判定のため、なかなかこのような質問を付け足すことができません。非確率的なネットのパネル調査と思われますので世論調査とも出口調査とも対象の選び方が異なる点は留意する必要があると思いますが、社会観によってきれいに傾向が切り取られていて、とても興味深いと思います。

年代や年収、学歴といった属性によって傾向に違いがないかは調べたことがありますが、日本の場合、2大政党が確立している米国のようにくっきりした違いは浮かびません。そこで、社会観で切ってみるという着眼点は「技あり」と感じます。短時間で多くの回答を集めることができるネット調査の活用方法としても、参考になる事例です。
元のグラフを見ると、努力が報われない、明るい社会だとは思わない、と回答した人がかなりの多数派です。現代日本人は幸福感が高いという各種の調査結果とやや趣きが異なるようです。
希望を持っている人が与党支持、希望を持てない人が野党支持という結果を「希望分断社会」と命名していますが、希望を持てない人が多数派なのにそれを取り込めない野党の弱さが浮き彫りになった、と私は受け止めました。希望を持てない人が希望を持てる社会の実現に動けないことが、この社会の病理なのかと思ったりもします。
今回の参院選の投開票日に合わせて、有志で投票行動と社会的分断を分析するチームを結成し、日本が「希望分断社会」なのではないかという結論に至った分析記事です。

日本でも次第に語られ始めた「社会的分断」。しかし、それが政治的な文脈ではどのようなものなのかを実際に分析したものをほとんどないと思われます。

そのような中で、社会的属性や社会観などをもとに投票行動データを分析した結果、大変興味深い日本型の分断が見えてきました。

最良の分析記事をぜひお楽しみいただきたいです。
投票日当日にネット調査で5000サンプルを取得し、分析した記事。投票日当日というのがポイントで、これは選挙結果が出た後に回答者がその結果に影響を受けるのを防ぐため。サンプリングも非常に丁寧にやっている印象。ここまで大規模なものは日本初ではないか。大変勉強になります。

アメリカとの比較でまさに明らかにされているが、デモグラフィック(人口統計学的属性)でなく、社会観によって投票先が異なるというのが非常に興味深い。
「希望分断社会」と言えば、現代を規定するもの(つまり与党)によって希望がある人とない人に分断されていしまっているというニュアンスを持つように思いますが、自分の将来が自分次第であると考える人と、社会次第であると考える人ではそもそも人生観が異なっているので、誰かに分断されたというニュアンス(つまり誰かにその責任があるかのように言うこと)は適当ではないように思います。

自分の未来が自分次第か社会次第かという違いは、将来に希望が持てるかどうかというより、未来のリスクに対して自分という「主体」をどの程度はっきり持って位置付けているかということにほかならないわけで、その違いはデータで見えるかすればするほど分断の大きさが明らかになっていくと思います。
これって凄く興味深いデータだった。

これを見ていて、チャールズ・マレーが「階級断絶社会アメリカ」という本で、アメリカは人種ではなく“知能”によって生じる経済格差で分断されているというのをデータを基に明らかにした本を思い出した。
希望によって断絶される社会って明らかに不安定だし、社会の攪拌機能がうまく機能できるようにどうしたらいいのか?考えないとと思わされた。
常にチャンスがあるというのは、政治じゃなくて本当は民間社会が自然に作るべき余白だと思うんだよね。
皆余裕がなくなってきてるのかもしれない。
知り合いが多く参画している本プロジェクト。
よく有志でここまで…と思える一次情報の収集に脱帽。

個人的には「今の日本は努力が報われる社会だ」という問いに対して「全く当てはまらない」と答えた15パーセントの人たち。この方々の社会属性は何なのかがすごく気になります。
非正規雇用者なのか、高齢者なのか、それとも例えば障害をお持ちだったり、マイノリティだったりするのか。

今の日本で希望を持てていない層に一定の共通性があるとすれば、それが何なのか、ぜひ探ってみたいと思います。
維新の「ニュートラル感」が逆に際立つ…!興味深い結果ですね。
努力が報われる社会、未来の日本は明るい、という世界観、社会観が与党支持か野党支持を決める。競争政策や再分配政策への支持との関連で、経済学的に議論されているものと共通していて興味深い。