【ノキア会長】端末を捨て、5Gに賭けた僕らの戦い方

2019/8/9
超高速データ通信5Gで世界はどう変わるのか。「2秒で動画がダウンロードできる」など、エンタメ分野に注目が集まる中、「5Gの本質は消費者向けサービスにはない」と語るのがノキア会長のリスト・シラスマ氏だ。
かつて携帯電話端末で一世を風靡(ふうび)したフィンランドのノキアは、基地局ベンダーとして生まれ変わり、ファーウェイなどと覇権を巡り戦っている。同社は今年6月、5G商用サービス契約数で世界一になったと発表した。
5G時代の覇者を狙うノキアは、どのように戦っていくつもりなのか。5Gが革命を起こす領域はどこにあるのか。シラスマ氏に話を聞いた。
シラスマ・リスト・ノキア会長。1966年生まれ。ヘルシンキ工科大学修士(理学)。1988年、セキュリティサービス会社「F‐Secure(エフセキュア)」を創業。2006年まで社長兼CEO、以降は会長を務める。2008年にノキア取締役に就任。2012年、同会長に就任。2013年9月から2014年4月にかけて、暫定CEOを兼任
「5Gは長期戦」
──5Gのライバルであるファーウェイは、安全保障上のリスクが指摘されたり、アメリカで事実上締め出されたりと、逆風を受けています。現在の競争環境をどう見ていますか。
5Gの覇権を誰が握るかという争いは、長期戦になると思います。