【解説】決算会見で語った「自動運転時代」のスバルらしさ

2019/8/9
中堅自動車メーカーのSUBARU(スバル)が息を吹き返している。
8月5日に発表した2020年3月期の第1四半期(4〜6月期)連結決算では前年同期よりも営業利益が1.5倍と、大幅な増益となった。
米国や欧州、中国など世界の主要市場で自動車需要が低迷する中、トップのトヨタ自動車を除けば、多くの自動車メーカーが苦境に陥っている。
日産自動車は、前年同期より営業利益を約99%減らしたほか、海外でも米国のフォードなど業績が悪化した企業が多い。
そんな逆風の市場環境で、スバルの好調ぶりが際立っている。NewsPicksがその背景を解説する。

検査不正からの復活

この2年間、スバルは追い込まれていた。