日本が必要とする視点の転換。「最高の体験」を武器にするために
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注目のコメント
今年読んだ中でも良書の「アフターデジタル」。
復習がてら、NPの記事を読んでいました。
私が新しく入った家具業界はまだまだ本当にアナログ。
OMO以前にもっとデジタルと付き合う必要がありますが、その先にはOMOで考えることが必須だと思います。
「Rigna」の場合はオンライン(ECサイト)からスタートして、現在はオフライン(店舗)があります。
しかし、そこは分断されておりオンラインを軸にオフラインをどう融合させていくかの設計が必要です。
実践できる場があるので、しっかりとOMOを意識して取り組んで行こうと思います!著者です。4回の特集、有難うございました。コメントくださった方にも多大な感謝です。
最適なターゲットだけではなく、
最適なタイミングで、
その状況にあったコンテンツを、
その人にあったコミュ二ケーション方法で提供できるようになり、
結果、物の売り切りから体験提供に企業の提供価値が変わる、という点に関して、2点ほど補足です。
本にもありますが、結局上記をまとめる概念として、ターゲティングが属性フォーカスから状況フォーカスになっている、ということだよなと思います。
例えば「赤ん坊が泣いていてどうしたらいいかわからない状況」は、属性ターゲティングの時代はお母さんをターゲットにするわけですが、私が甥の面倒を見ていても、私の父が孫の面倒を見ていても、同じ状況は発生しています。
今や、モバイル、IoT、その他のセンサーでその状況は的確にとらえられるようになっており、状況ターゲティングが可能な時代になったことを、上記の「ターゲット、タイミング、コンテンツ、コミュニケーション」のように分けて捉えるとよいだろうと思っています。
クレイトン・クリステンセンのジョブ理論と同じことを言っていますし、
NewsPicksのWeekly Ochiaiでも分人という言葉が使われていましたが、概念上は近いなと思っています。人は状況の集積に過ぎないということかと。
加えて、物売りの形式も変わっていくと思っています。
こうした寄り添い型、体験提供型になると、どんどんコマースは遍在化していきます。コマースが必要なタイミングで、正しいものが売られる形がとられ、モノが買いたい時でない場合は接客やサービスが提供される、という形になります。平安グッドドクターはまさしくこの例です。
コマースの遍在化において無視できない流れとしては、中国版TikTokやインスタグラムのように、「生まれたニーズに対応する」のではなく、「ニーズからそもそも生み出す」というプレイヤーが出てきていることでしょう。個人的にはこの流れに注目しています。10年以上前から実はやりたいことは変わってない気がします。テクノロジーが追いついてきた今、次はどう実施していくか、考えてばかりでは何も得られないので手を付けていって結果を出していくしかないですね。