「かけた費用は800万円以上です」不妊治療の高い壁――仕事との両立も難しく
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結婚年齢が高まるにつれて、妊娠出産年齢も高くなっています。少子化問題が取り上げられる中、不妊治療に悩む方々の金銭的課題は解決できていません。
また、不妊もありますが、出産時の体への負担も大きくなります。
子供を持つことは人生の中でもかけがえのないイベントです。日本国民の幸福度を高める意味でもサポート体制の強化が望まれます。不妊治療は身体的・精神的にもつらいですが、経済的な負担も大きいですね。
ちなみに不妊は女性が原因と思われがちですが、不妊のカップルのうち男性側に原因がある場合が約半数と言われています。また男性も加齢とともに男性ホルモンが低下することが知られており、35歳を超えると精子が衰えるという研究報告もあります。
男性も何歳になっても子供ができるわけではないですので注意が要りますし、その点も踏まえてフラットな議論ができるようになれば良いですね。「婚活」と一緒で妊活が1つの市場として大きくなってしまっている問題もあるのかもしれません。
本当に産みたいか子供を産むことが当たり前で、それが幸せという視点。それ自体を否定するつもりはありませんが、その逆は不幸ではありません。
子供を産めない夫婦がいるのも当たり前で子供のいない家庭も幸せだという視点は必要なのではないかと思いますし、相互理解が必要です。
不要な固定観念を押し付け、不安を煽り、不妊治療を受ける患者を増やすという側面が全くないと言えるどうか。日本には最も多くのART施設があり、最も多くのARTが施行されています。
出生率の低さが最低レベルなのは晩婚化で説明されていますが、その医療水準が全ての施設で担保されているのかどうかはわかりません。(というより、全ての医療において全国同水準という方が考えにくいのかもしれませんが)
高齢出産ということを理由に最初から体外授精を勧められたといった話も聞きます。
コーディネーターやカウンセラーは「いることが望ましい」という程度になっていますが、これだけ経済的にも心理的にも負担をかける医療であるにも関わらず、施設認定に必須になっていないこともどうなのかと思う部分もあります。(必須になればよりいっそうコストが上がるのかもしれませんが、過剰な治療は減るようにも思います。)
子供を授かりたい夫婦が「普通に」子供を授かれることを望みますが、産科の閉鎖などとともに「当たり前でない」問題にもっと国民全体で考えていかなければいけないタイミングなのかもしれません。
※専門外の領域のため、医学的なコメントではなく、完全に個人的な見解をコメントしてしまっていふことはお詫びします。