【楠木×早崎】 「価値ある仕事」に出合う「動機」の作り方
NewsPicks編集部
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お恥ずかしい話ですが、自分がいかにバカだったか、話しているうちに思い出してきて、改めてイヤな気分になりました。一部の本当に優れた人は別にして、若い頃はこういうバカが少なくないような気がします。反面教師としてお役立てください。
今回は、楠木先生が学者デビューした年、国際会議で「イノベーションのジレンマ」のクリステンセンに優ってベスト論文賞を華々しく獲得した裏側のお話、そして早崎先生が日本では受け入れられなかったのに、韓国では受け入れられた理由が語られ、とても興味深いです。
キーワードは謙虚です。モチベーションの源を変えることで、30代で行き詰まりやすい人生の打開を図る。率直な実体験のお話だけに、とても響きました。逆風が吹いていても、大学教員ポストを得ていれば真っ向から立ち向かって研究を続けられますが、ポスドクは2、3年契約なので、契約が切れたらそこで終わります。当時を振り返ると、ポスドクとは身も蓋もなく吹けば飛ぶような存在だなと実感しました。さらに日本のマーケットはほぼ絶望的でポスドクのポジションですら海外で探さざるを得なかったのです。その結果、欧米と韓国のポスドクのポジションを得るに至りました。当時僕が研究していたテーマは世界的にもまだマイナーで、欧米のポジションではボスの研究を手伝うタイプの仕事で自分の思うようにはできないと分かり、自由に研究ができそうな韓国を選んだのです。「安定したポストを得る」というとチャレンジングではなく保守的という印象を持つ方もいるかもしれませんが、大学教員のポジションを取れるかどうかは研究者にとっては文字通り死活問題なのです。