【新展開】ZOZOMATも登場。ECで「靴市場」は変わるのか 

2019/8/16
「靴をEC(ネット通販)サイトで買う」という動きがなかなか広まらない。
靴は、サイズ一つを取っても、足の甲の高さや足幅だけでなく、歩き方や時間帯によっても変わる。
また、サイズの表記が同じでも、ブランドが変われば、靴のサイズが異なることもある。自分にぴったり合った靴を見つけるのは意外と難しい。
履いてみないとわからない靴は、今もネットでは「売りにくい商材」なのだ。日本の靴のEC化率は、20%にも達していない。
そうした中で、国内最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO(千葉市)が6月、スマートフォンを使って足の3Dサイズを計測できる「ZOZOMAT」を発表した。
ZOZOの前澤友作社長は、「ZOZOSUITの失敗を繰り返さない」と意気込み、ZOZOMATを2019年秋冬にも順次発送する予定だ。
一方、三越伊勢丹やジーユー(ファーストリテイリング)、高島屋もマルイなどリアル店舗を中心に展開するプレーヤーも、靴の新たな売り方を模索している。
靴市場の未来は、果たしてどうなるのだろうか。