[ウェリントン 6日 ロイター] - ニュージーランド統計局が発表した第2・四半期の失業率は3.9%と予想外に改善し、11年ぶり低水準となった。一方、賃金は上昇した。

雇用統計を好感し、ニュージーランド(NZ)ドルは上昇した。

失業率の改善は、男性失業者の減少が背景にあると統計局は説明した。

ロイターがまとめた調査でエコノミストは、失業率は第1・四半期の4.2%から4.3%に上昇すると予想していた。

賃金の伸びは0.8%で、予想(0.7%)を若干上回った。

雇用は0.8%増加し、第1・四半期の0.2%減からプラスに転じ、予想(0.4%増)を上回った。

雇用統計発表後にNZドル<NZD=D4>は0.7%上昇し、0.6585米ドルをつけた。

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が7日の政策会合で利下げを決定するとの観測や、米中貿易摩擦の激化への懸念で、NZドルはこのところ圧迫されている。

ロイターが実施した調査では16人のエコノミスト全員が7日の25ベーシスポイント(bp)の利下げを予想。中銀が追加緩和を示唆することも見込まれている。

ウエストパック銀行のシニアエコノミスト、マイケル・ゴードン氏は「この統計はあすの中銀の(政策金利)決定に影響しない。引き続き利下げはほぼ確実だと考えている」と語った。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は6日、NZ中銀が年内に3回利下げするとの見方を示した。海外リスクの「劇的な」高まりと、国内景気のさえない見通しを理由に挙げている。