[イスタンブール 4日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は4日、最近引き下げられた政策金利について、今後も低下するとし、インフレ率も低下すると述べた。

トルコ中央銀行は先月、政策金利を425ベーシスポイント(bp)引き下げ、19.75%とした。景気後退(リセッション)に陥っている経済を下支えする狙いだが、利下げ幅は予想を上回った。

エルドアン氏は「中銀は金利を引き下げたが、一段と引き下げる」と述べ「全ての国民に求める。われわれの経済に関する憶測には耳を閉ざすべきだ」と述べた。

エルドアン氏は先月、チェティンカヤ総裁を更迭した。両氏の間では景気支援に向けた利下げの時期を巡って見解の相違が深まっていた。

後任のウイサル総裁は7月末、今後数カ月中銀には金利を操作するかなりの余地があると説明した。