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以前からの研究ではありますが,今回のエアバスの記事の元ネタは,IFASD 2019で発表された以下の論文とYouTubeにも上がっている動画か.
"Small scale flying demonstration of semi aeroelastic hinged wing tips"
彼らは"Semi Aeroelastic Hinge"(半空力弾性ヒンジ)と呼んでいます.翼はスパン(翼幅)が長いほど,抵抗(誘導抵抗)が小さくなります.しかし重量増加と空港のスポットサイズの制限という問題があります.そこで翼端の曲げをフリーにすることで,曲げモーメントを伝えることなく構造強度を上げずに,重量増加も抑える.また,突風等による翼端の急激な荷重変化を受け流すことで胴体の揺れを抑える効果もある.
スケールモデルの無人機を作って試験をしているようです.
https://youtu.be/Rq2poT9pW3w
ちなみに,ボーイング777Xは翼端をアクティブに折り曲げる機構を組み込もうとしています.
https://youtu.be/Fop6Qu2CN0E
21世紀の航空機は飛行中に形を(これらのニュースよりもっと大胆に)変えるようになりますよ.
翼の先端が動くというか、適切に折れてくれる設計、ということですね。飛行中に何らかの外力(乱気流など)がかかっても、翼のほうで力を受け流してくれるので翼全体の剛性を高める(頑丈なつくりにする)必要がなくなりより柔軟な翼の設計が可能になるということだと見受けられました。

参考にしたのは、海上をほとんど羽ばたかずにずっと水平飛行をしていられるアホウドリですが、アルバトロスとは受ける印象がずいぶん違うので、ここはアルバトロスと言ってあげたかったですね。

飛行機の翼は、そもそもライト兄弟のころから鳥を参考にして作られており、飛行中に旋回するためにも翼全体をたわませていました。ところがライト兄弟の特許を避けようと新たな方式(エルロン)がすぐに開発され、兄弟が激怒したという話は有名です。
また、離着陸の時に展開するフラップも、鳥が木の枝などに止まろうとするときに翼を大きく膨らませているさまを参考に考案された仕組みです。

ちなみにボーイング777Xも翼の先端が折れる構造になっていますが、これは飛行中にぐらぐらと動くことを想定したものではなく、あくまで地上の駐機場で横幅をとらないための手法であり、飛行中には主翼は今まで通り一つの剛体として動作するものです。
まだあの人、 エヘブス (仏語でairbusいうとこんな感じなんです) にいらっしゃるみたいなので、サメ肌も含めてMIT絡みなんでしょうねぇ

ちなみに変わるのは、戦闘機の可変翼のような後退角ではなく、翼端上反角 (と多分ねじれ角も少し) ですねぇ 剛性を下げて曲がるようにすれば、その結果強度 (特に胴と翼の接合部の) も下げられる、ということですねぇ

これはヒンジ (つまりlumped compliance) で曲げているようですが、翼全体をイタバネのようにしならせる (つまりdistribured compliance) タイプの aeroelastic wings の研究も盛んですねぇ、翼は細長い方が燃費よいらしいので 最新の長繊維CFRPプリント技術 (凄いんです、コレが) を使って、所定の曲げとねじれ剛性を実現する繊維パスを設計する、っていうPhD 論文の審査委員を先日やりましたよ

ご参考 (あ、一種の柔軟機構なので、コレ)
https://newspicks.com/news/2178775?ref=user_1506052
翼には大きな力がかかるので、
耐久性、重量増加、メンテナンスコスト
とのトレードオフですね。
飛ばすぐらいだから、一定の見込みは
あるのでしょうね。
可変翼でも戦闘機とは違うタイプの模様。
可変翼はF14など70年代あたりに一度広がったと記憶している。ただその構造部分の重量バランスと、その後の設計技術の向上などのバランスで衰退していった。
記事を読むと、「半空力弾性ヒンジ」という言葉が気になる。自然にかかった力で良い感じのところで曲がった状態をそのままこのヒンジで固定する感じ?
面白い発想だな

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