欧州連合、IMF専務理事候補に世銀ナンバー2のゲオルギエバ氏
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フランスは、EUの要職に東欧諸国から誰も選出されていな点を考慮し、ブルガリア人のゲオルギエバ氏を推した。一方、ドイツは保守派のゲオルギエバ氏ではなく、オランダ人の社会民主主義者デイセルブラム氏を支持した。両国とも、意図はEUの結束なのだが、難しいところだ。
タイトルを見て、「IMFの専務理事を、IMF自体ではなく欧州連合(EU)が決めるのか?」と疑問に思うのが自然です。
実は、ブレトン・ウッズ体制の両翼である世界銀行とIMFのうち、世銀総裁はアメリカから、IMF専務理事は欧州から出すのが、不文律となっています。このため、欧州が候補者を決めた時点で事実上決まりなので、このようなニュースとなりました。
新興国出身の専務理事は史上初ではないでしょうか?新興国の力の増大や、個人の能力が国籍を超えて評価される時代の本格化を感じます。