トヨタでさえ…!? 自動車各社の注目決算、業界に立ち込める「暗雲」
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注目のコメント
楽観的過ぎる記事と悲観的過ぎる記事が多くて、どうにも良い塩梅にファクトと未来を見据えた記事が少ない…
開発費や稼働率は事業を継続するうえで常に伴うものだし、為替動向で利益が変動するのも、トヨタのように日本生産が多ければ常に伴うもの。ようは別に今更出てきた話でもないし、それらが分かっているうえで現在のビジネスの状況があるわけで。リーマンショックの後の厳しい時期に400万台→300万台と国内生産台数を下げたが、逆にそれは80円といった為替水準でも持続できる体制ができる目安だった。
季節のようなもので、過ごしやすい季節もあれば、過ごしにくい季節もある。真夏に雪がふればそれは大変な事態だが、冬に雪が降ることもあるし、夏から秋・冬と変わっていく中で徐々に寒くなっていくわけで。寒くても長袖の服やコートを用意しているわけだし、それを分かって日本で生活をしている。自動車業界が変化する中で楽観をするわけでもないが、各社の投資の状況はそれへの対応ともいえるわけだし、なんだかなぁという感じ。円高、北米市場は冷えててライトトラックしか売れない。
ライトトラックが主力ではない日本のメーカーは厳しい。
それだけの話でしょうね。
先行技術開発費用は今に始まった話でもないですし。輸出産業である自動車関連企業にとって、中国経済の失速、円高による影響は大きい。
一方、CASEといった新しい競争領域で力を抜く訳にはいかない。
こういった厳しい状況だからこそ、今が踏ん張りどころであり、体力勝負に持ち込まれる前に一歩前に進みたいところ。
最近、トヨタは新たな競争を見据え、日本のさまざまな自動車メーカーと連携を図っている。その中で、今回の各社の減益は各自動車メーカー単独の問題ではなく日本の自動車産業全体の問題にもなりかねない。