【証言】今、日本のコンテンツは「黄金時代」を迎えている

2019/8/3
もはや、日本のコンテンツは「世界的現象」だーー。
ドラゴンボール、ワンピース、進撃の巨人から、エヴァンゲリオンにウルトラマンーー。今、日本のコンテンツが、世界各国で空前の人気を博している。
かつてからコアなファンには人気があったこれらのコンテンツだが、NetflixやAmazonなどのグローバルプレーヤーの隆盛によって、世界中の幅広い層に刺さりだした。
こうした日本のIP(知的財産)の海外発信を10年以上前から手掛けてきた人物が、フィロソフィア代表の藤村哲也氏だ。
藤村氏は、1980年代後半に海外映画を買い付けて、日本のレンタルビデオに展開する「ギャガ・コミュニケーションズ」で一世を風靡(ふうび)し、2006年からは日本のIPを世界に展開する架け橋となり、ハリウッド映画やNetflixに作品を供給している。
NewsPicksは藤村氏に、日本のコンテンツの勝ち筋を聞いた。

ハリウッド進出の原点

──藤村さんはギャガに続き、2006年にフィロソフィアを立ち上げられ、現在は日本のIPを海外に発信される活動をされています。
藤村 日本のIPを海外に出していこうと考えたのは、ギャガのときにある日本映画を見たことがきっかけです。ふと「日本の原作をハリウッドで映画にしたら大ヒットするのでは」と思いつきました。