[30日 ロイター] - カナダの航空最大手エア・カナダ<AC.TO>が30日発表した第2・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。運賃の上昇が寄与した。

しかし、米ボーイング<BA.N>の737MAX機運航停止を2020年1月8日まで継続する方針を示し、第3・四半期の業績に影響すると警告した。当初は9月2日までの運航停止を見込んでいた。これに伴い、第3・四半期の輸送能力見通しを約2%減と予想し、従来の約3%増から下方修正した。

第2・四半期の純利益は86%増の2億4000万カナダドル(1億8200万米ドル)。1株利益は0.88カナダドルと、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の0.76カナダドルを上回った。

ユニットレベニュー(1座席マイル当たりの旅客収)は3.6%増加した。

運営費用は8%増、実質費用(調整後の有効座席マイル当たり費用、CASM)も5.9%増加した。