【新】経営難から一転。「来場者4倍」を導いたリーダーシップ

2019/8/2
まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントをいち早く紹介する新連載「The Prophet」。
今回、登場するのは、サンリオピューロランド(以下、ピューロランド)館長の小巻亜矢氏(株式会社サンリオエンターテイメント代表取締役社長)だ。
ピューロランドと言えば、日本を代表するキャラクターであるハローキティを中心に、サンリオのキャラクターたちのライブショーやアトラクションが楽しめる人気テーマパーク。「“SNS映えしすぎる”テーマパーク」として、子どもばかりでなく若い女性からも支持を集めている。
しかし、ほんの5年前には来場者数に伸び悩み「黒字化は無理」と言われていた。その状況を一変させたのが、2016年から館長を務める小巻氏だ。
2014年には年間126万人だった来場者数が、2018年には219万人に。2019年現在の来場者数は、5年前に比べて1日約4倍にもなるという。
「ピューロランドは生まれ変わった」。多くの人がそう口を揃えるV字回復の背景には、どんなストーリーが隠されているのか? 小巻氏の「組織づくり・人づくり」の哲学を、全3回にわたってお届けする。
小巻亜矢(こまき・あや)株式会社サンリオエンターテイメント代表取締役社長。サンリオピューロランド館長。1983年サンリオ入社。結婚退社、出産などを経てサンリオ関連会社に仕事復帰。2013年東京大学大学院修了。2016年サンリオピューロランド館長就任。2019年6月より現職。

一通の「感想文」がきっかけに