[上海 29日 ロイター] - ショート動画配信アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス・テクノロジー)は29日、スマートフォンを開発していると公表した。

バイトダンスは今年に入り、中国の端末メーカー、錘子科技(スマーティザンテクノロジー)から一連の特許を取得し、スマーティザンの一部従業員がバイトダンスに移籍している。

スマホ開発についてバイトダンスの広報担当者は、こうしたスマーティザンとの関係を築く前からスマーティザンが取り組んでいた計画だと説明。「製品はスマーティザンの既存ユーザーのニーズを満たすことを目指した当初の計画に沿ったものだ」と付け加えた。

バイトダンスは、中国ネット企業大手の百度(バイドゥ)<BIDU.O>や騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>などと影響力の面で匹敵する存在になっている。

一方でバイトダンスは最近、ソーシャルメディアとは直接関連のないセクターへの投資を開始している。ロイターは今月、同社が人工知能(AI)が生み出す音楽を手掛ける英新興企業ジュークデックから人材を採用したと報じた。