[29日 ロイター] - 米半導体大手クアルコム<QCOM.O>と中国インターネット大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>は29日、クアルコムのチップを搭載したゲーム端末や、第5世代(5G)移動体通信システムに関する事業で提携すると発表した。

クアルコムは、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した端末の多くに使用されているスマートフォン向けチップの主要サプライヤー。テンセントは時価総額約4530億ドルの中国最大の携帯ソフト会社で、ソーシャルネットワークの微信(ウィーチャット)を展開している。

両社の発表によると、提携により、今後のテンセントのゲームソフトがクアルコムのゲーム向けチップ「スナップドラゴン・エリート」を搭載したアンドロイド端末で「最適化」されるという。

5Gに対応したゲーム端末の共同開発も行う計画で、テンセントが計画するゲームのストリーミングサービスに追い風となる可能性がある。