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磁性ナノ粒子を含んだ液滴が磁力を残したまま(永久磁石として)存在しているのを発見したという。こういった発見でサイエンス誌書けるのすばらしいなあ。油と水の界面層でマクロな磁気秩序を形成しているようだが,その原因は不明らしい。

ここでいう永久磁石は,残留磁化と保磁力がわずかでも存在する磁石を指しています。この両者の特性は磁場がゼロの時に,どれくらい磁力が残っているか(残留磁化),磁石の中の磁力をゼロにするためにはどれくらい反対に磁場をかける必要があるか(保磁力)によって決定されます。

一般的な液滴の場合,磁石自体や磁石内の磁気モーメントの移動や回転によって,これらがゼロになってしまいます。一方で,今回の液滴では,液相界面での拘束やそれに伴う何かしらの磁気相互作用が発生したため,これらの磁力を保持できているのかと思います。

固体でなく液体で磁力を制御できるようになるとその応用先はごまんと広がっていくのではないでしょうか?液相系のセンサ・アクチュエータには最適かと。

原著
https://science.sciencemag.org/content/365/6450/264