新たな少数株主が「ヤフー支持」表明 「支配株主の横暴」説くアスクルに打撃
コメント
注目のコメント
本件で思うことを…
①ソフトバンクにとっては長期的に悪手だったと思う。
ソフトバンクは、今は完全に投資の会社。そして資金的には一定規模がある会社を買収したりJVを組んでいくなどが基本戦略としては一層重要になっていくだろう。
スピード感早く提携するにはオーナー社長(アスクルも岩田氏が社内ベンチャーとして創業した会社)の方が進めやすいが、一方で経営権へのこだわりも強いのが一般論。今後ソフトバンクが提携をしたいという会社は、否が応でも議決権比率について慎重になるだろうし、それはソフトバンクの出資・投資戦略を遅らせるリスク。
②株主は合理的な案を支援するようになってきているのが進化。
親子上場の課題はあるものの、個別の案件としての判断は、少数株主は株主のリターンとして何が良いのかで合理的に判断しているように思う。これは資本市場の機能としてとても重要。
逆に、株主がこうやって動く中で、10年以上前のポイズンピル導入期ではないが、企業側がプロテクティブになるきっかけとなりそうな事象は増えているとも思う。
③少数株主の本件への支援が、親子上場やその子会社への在り方を正当化するわけではない。
上記のように、株主は株主の合理で動くし、ヤフーもルールの範囲内でやった。ただ個別の案件として今回は株主が支援をしたといっても、少数株主のメリットにならない案件を押し通せる現実のリスクも顕在化させている。
下記でもコメントしたが、それは東証含めた規制当局の責務(とはいえ、本件は少数株主の賛成も得始めていること含め、それを後押しするほどのパワーもないと思う)。
https://newspicks.com/news/4083153このレオスという会社ですが、ヤフー支持を表明するのであれば、持ち株比率も公表すべきだと思います。
→法律や指針等でそのようには定められていないとは思いますが‥‥
もし、このレオスという会社の持ち株が数千株くらいしか持っていなければ、単なる多数の少数株主のうちの1つが意見を言ってみただけということになります。この意見表明が与えるインパクトは、やはり持ち株が分からないと適切なインパクトにならないと思うのです。
私が知らないだけかもしれませんが、そんなに有名な会社でしょうか?
↓
スクル株を少数保有する資産運用会社のレオス・キャピタルワークス(株式数は非公開)