メルカリの経営改革を行う「会長室」の1年を振り返る
コメント
注目のコメント
本当に素晴らしい。納得感しかない。
●マネージャー求めるスキル
今の移行期をマネジメントする人材には、「スケールする仕組みを導入するスキル」、そして「関係者のコンセンサスを得て前へ進むスキル」が必須
これまでタレントスキルというマンパワーで解決できていた問題も、組織と事業の処理量が拡大する過程で、複数人で組織横断的に解決しなければならなくなりました。そこで必要となってくるのは一人ひとりの力を能力開花する「スケーラブルな仕組み」
●会議改革
思考の真剣勝負、「みんなの叡智を結集させる場」
・会議に挑む姿勢にも厳しい規律を設ける。
・あらかじめ準備された資料については、会議までにはすべて目を通していることが前提で、質問事項にはすでにコメントが記入されており、さらに回答までもが書かれている。この状態が会議開始までに整える。
・明確な論点、現場からの提案やアクション期日がない議案についてはどんどん却下されていく。
1.会社のミッションに基づき、ビジョン（ロードマップ）を定める
2.逆算して今やるべきことを考える。
3.必要な人材を定め、その確保と配置と育成を行う
4.企業活動を数値化（可視化）させ、リスクを抑えながら、生産性を向上させる
5.規模を拡大する
認識すべきは「スケーラブルな仕組み」づくり。これらの実効性を高めるためにルーチン活動へ織り込んでいく。それを行える人材が、マネジメント人材の重要な役割の一つとなってきます。
・ 「戦略」や「カネ勘定」を経営だけのものにせず、メンバー一人ひとりの武器にしていく。
・ その結果、厳しい意思決定を迅速に行っていく。そのためには根本的な取締役会のあり方から組織ストラクチャーまでデザインするという、ハイレベルな取り組みに発展していきます。
●プロフェッショナルとして
難しい問題であったとしても、事実に基づいた現状分析がきちんとあり、論点が整理され、そこに現場の意思が表れている問いであれば意思決定は簡単
