【人物解説】お笑い帝国に君臨する「大﨑洋」とは何者か
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吉本に限らず、長く興行の世界を取材してきた田崎健太さんによる記事。中の事情がよくわかって、おもしろい。専門記者がカバーできるジャンルに限りあるNewsPicksは、むりに社内原稿にするより、こうした外部の詳しい書き手を起用する手法があっている。
これを読んであらためて思ったのは、この強い影響力のある経営者を残したままでの自己改革は難しいだろうなあということ。本来はだからこそ変えないといけないのだけれど、結局は大山鳴動して、という田崎の予想はあたるのではないか。
株主であるテレビ局や取引先である行政がどう判断するか、だけれど、日本型ムラ社会では「なかった」ことにするんだろうねえ。
ガス抜き的に現経営陣指名の第三者委員会と、たとえばマネジメント別会社をつくって終わりかな。
注目のコメント
昨年末、北京で大﨑会長を取材しました。
初対面でもとても気さくで、その場にいた数人の記者たちに対して、大気汚染対策のために一人一人、手渡しでマスクを配っていました。また、メールでのやり取りも非常にマメで、その行動は「優秀なビジネスマン」そのものです。
にもかかわらず不思議なのは、大﨑会長はデキる雰囲気を出さない点。とぼけたり冗談を言ったり、話をしていても、どうもお金の匂いがしません。
そうしたチャーミングな点が人を惹きつけるのでしょうが、その一方で反社会的勢力と対峙してきた歴史を振り返れば、とんでもない修羅場を経験してきた人でもあります。
我々も含めて、メディアは一連の騒動に沸き立っていますが、それを最も冷静に俯瞰しているのは、実は大﨑会長なのかもしれません。大崎会長の人たらしにはまった方視点の解説。吉本芸人の特徴紹介など非常に納得感がある記事。
私は吉本が身近な大阪育ちなので、今回の一連の騒動のオチが壮大な吉本新喜劇に昇華できるか注目している。よく見ておられる記事だと思います。
「癖のある芸人をまとめるのは普通の人ではできない。」
命をかけて反社勢力を追い出し闘ってきた、その上で海外展開や公益活動などを進める大崎さんの姿勢が政府などからも評価され、今日のよしもとの地位があります。それに次ぐ「普通じゃない人」が岡本社長です。この2人を外せば、反社は大喜びです。
「「契約書」が地方芸人を殺す」
そういう面もあるのが難しいところです。よしもとは6000芸人が集うNPOのようなもので、その点でも他のプロダクションとは違います。そのマネジメントは世界にも例がないので、現代との折り合いをつけつつ、ファン・ファースト、芸人ファーストの在り方を編み出していくことが大事だと考えます。