新着Pick
309Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
あまり表に出ることのない、同期のシバヨー。
今までも彼の記事を見つける度に、半ば悪戯心でピックしてきましたが、今回、シバヨーを引きづり出すチャンスとあって、二つ返事で応じました。

社会人以降のいきさつを少しお話ししていますが、当時、シバヨーをはじめとする優秀な同僚や周囲の友人を見るにつけ、自分は凡人なりに競争を避けて生存する術を身につけなければならないと痛感しました。
競争って興じている間は働いている気分に浸れますし、それはそれで楽しいのですが、自分としては競争力を高めることよりも、楽をして勝つこと、戦わずして勝てる場を選ぶことの方を重視しています。そうしたこともあって、「ディスラプト」や「リプレイス」よりも、ミッシングピースを埋めることに意識が向くのだと思います。
この感覚は、シバヨーの言う市場選択の重要性と相通じるものがあるのかもしれません。
今自分が若手のビジネスパーソンであれば、逆にスタートアップの世界は選ばないんじゃないかという気もします。

ちなみに、スタートアップに絡めたキャリア論という観点では、企業で働くビジネスパーソンのためのスタートアップの始め方に関する、シバヨーの以下の記事がリアリティ溢れてとても参考になるので、おすすめです。

会社のエースこそ、起業すべきだ。まずは『こっそり』と
https://markezine.jp/article/detail/16604

その他のシバヨーのインタビュー記事はこちら。

投資の目的は、学ぶことと自分の好奇心を満たすため。 ー 柴田 陽
https://newspicks.com/news/2280245/

リーダーは人真似するな!新規事業を成功に導く組織論
https://newspicks.com/news/2902364/
2007年に入社したマッキンゼー同期2人の対談でなんだか感慨深いですね。同期は卒業してから2人のようにスタートアップに行く人たち以外に、自分のようにIT大手(自分の場合は楽天)に行く人も結構多かった。時代の流れかと。

一方で、一つ下の世代では、現在クロスフィールズという「留職」というコンセプトのサービスを展開している小沼さんのように、NPOなどを立ち上げて社会起業家になるという選択をする人もいました。

個人的には、スタートアップの世界にとびこんで4年以上がたちますが、最近は、「スタートアップだったらなんでも良い」という風潮ではなく、(社会起業という意味とはまた別の)本質的な社会課題を解決するスタートアップの存在がましてきているように思います。資金調達環境も整ってきた中で、何がなんでも生き抜かなければならない、というわけではなくなったことが大きいのでしょうね。スタートアップが単なるギラギラした世界ではなく、本質的な課題解決によって急成長を遂げるという本来の存在意義に近づいているのかもしれません。

つらつら書きましたが、その2人がいろいろな経験を経て、名前までそっくりのTHE FUNDとFundsを立ち上げたというのが楽しみすぎる。2人が日本のスタートアップの世界をどう変えていってくれるのか、要注目です。
> 本当はもっと手前の市場選択のところの方が重要で、あとあとのインパクトは桁違いに変わります。だから、市場選択の重要性はもっと理解されるべきです。

市場選択の大事さはとても共感します。その一方で、他者に理解されづらい市場選択をしても良いとも思っています。

私が起業した農業界は恐らく客観的に見るとオイシイ市場ではありません。創業時も今でも「なんでそんな儲からなそうなことやってるの?」と聞かれます。実際にやっていてこの業界の難しさは肌で感じていますが、私の場合はこの業界だからこそスタートアップとしてやる価値が大きいと思っています。かつ自分にしか成し遂げられないことがあると本気で思っています。

という前提で改めて記事を読み返すと、「儲かる市場にはれ」というメッセージではなく「(ある程度バイアスを除いた前提で)自分が成功に自信を持てる市場にはれ」というメッセージのような気もしてきました。

なんにせよ過去の選択を正解にするのは自分自身なので、ひたすらに頑張って結果を出すのみです。
普段話をするお二人の対談をこうやって記事で読むのは不思議な感じですが、↓本当そうだと思います。
弊社に投資をしてくれている投資家の人たちも、やはりこの部分(TAM)についての共感が実際の投資につながっていると思います。

ーーーー以下、引用ーーーー

柴田 アーリーステージの場面、0から1の段階からグロスステージに突入するフェーズでは、どの市場を選択するかということがすごく大事です。
あらかたのことは市場選択の時点で決まっていると言っても過言ではない。
市場選択を間違うと、どんなに努力しても、結果はたかが知れています。VCの人たちはあまり言いたがらないですけど、残念ですがこれは事実です。
朝倉 でも本当にそうだよね。
朝倉さんの3つの仕事の話を読んで、スタートアップがレッドオーシャンになりつつある中で、いまある意味一番ブルーオーシャンなのは、3つ目のパブリックセクター(官僚)なのでは、と思いました。
プレイヤーの数が増えるなかで、社会課題を解決するスタートアップの存在感が増していくという話。これは社会課題大国インドで先行して起きている現象のように思う。
2人のお話のテンポを読んでいると頭が良くて涼しげですよね。一昔前の起業家ってアツくて汗だくのイメージでした。これは世代の問題も多少あるのかもしれませんがメディアが読者を意識して選んでいるからだと思います。
アツくてブラックな経営者より涼しくクレバーでホワイトな経営者を読者が求めているんだと思います。お2人のタイプが実際にどちらなのかはわかりませんが、恐らくどちらも持っているのでしょう
お二人の会話を見てると主観と客観を自在に行き来しており、スマートでライトだなと感じます。

これが今っぽいと思う一方、若かりし頃の孫さんのような、尖りまくった感性と人たらしの両面を持ち合わせるスペシャルかつグローバルな起業家は、いまの日本の地合いとして生まれにくくなってるように思います。
90年代に起業して成功した人は当時ブルーオーシャンだと思ってたと思うし、今後も成功する人は後で「当時は自分がみたいなのはレアでブルーオーシャンだった」って思うんでしょう。なので今からでも遅くないし昔だったからうまくいったとも限らない。

思い立ったが吉日だし、何かを始めるのに遅すぎることはない。と思って引き続きコツコツと新しいことを試していきたい。

市場も大事ですが起業家がもっと大事。この二人ならどこでもうまくいくんだろうな。そもそも市場を見誤らないことも含めて。
「今僕が「THE FUND」で、柴田さんが「Funds」でやろうとしていることの社会的な意味を考えると、社会に散らばったリソースを最適配分することだと思うんですよ。」
「日本中にお金は余っています。家計の預貯金は1800兆円を超える規模です。」

→ 貧困国も含めた世界的な資金の再配分という観点からも重要な視点だと思います。
従来は主に国や商社・銀行が途上国への資金提供を行ってきましたが、スタートアップがクラウドファンディングによって貧困国の個人や零細企業に対して個人が直接融資(ピアツーピアレンディング)をできるようになってきて、途上国支援の裾野が広がりつつあります。これもスタートアップならではの存在意義だと思います。
この連載について
NewsPicks編集部による特別企画を有料でお届けします。