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これが、国家の指針やガイドラインの定義となる文言であり、国家からの推奨はこのようなものであるべきです。
益と害の評価はエビデンスのシステマティックレビューによって客観的に行われるべきであり、メディアの論調によって変更すべきものではありません。良質なエビデンスはメディアの論調によって揺らぐことはないからです。
また、「子宮頸がんそのものを防ぐエビデンスは残念ながらまだなくて」というのは、何をもってそうコメントされているのか私にはわかりません。「エビデンスがある」という言葉は慎重に用いる必要がありますが、複数のランダム化比較試験とそのシステマティックレビューおよびメタアナリシスまで行われている現状、「がんを防ぐという十分なエビデンスがある」と私は言っていいと思います。
感情的な面と科学的な根拠を完全に切り離して考える必要があり、厚生労働省もメディアも、感情的な議論には感情的な配慮で対応しつつ、エビデンスに基づいて淡々とワクチン接種を普及させていくのが重要だと思います。
一般の方と、医療者と、厚労省と、参照点が違うので見えてくることが違うのでしょうね。
医学系のガイドラインにもclass1適応、強く推奨する、というものはたくさんありますが、当然ながら効果がない人や副作用が出る人はいます。
何が違うかと言うと、健康な自分か、病気になった自分という一人称の視点の違い。ただ健康な自分というのは病気にならない自分ではないけれど、やはり現在と未来では現在のことの方が大きく見える現在バイアスもあります。
理解できたからといって経済的合理性に基づいて行動できるわけでもありません。
簡単な話ではありませんよね。
ただ現実的には行政とマスコミとどちらが間違ってましたと先に認めるか、という話になっています。
プライドやしがらみがあったとしても、科学的に検証された事象について適切に吟味するのは構わないけれど、そこからあまりにかけ離れた選択を行政にはしてほしくないと思います。
何と戦っているのかよくわからなくなっているけど、何が人類にとっていいのか、これを機に結託してほしいです。
「(科学を理解しないまま報道し) メディアが世論を変えてしまった責任まで行政にあるのでしょうか。」
個人的にすごく面白かったです。考えさせられました。
共産党は 2019 参院選の政策で接種干渉を再開するなと主張している
「 子宮頸がん予防が重要課題となっていますがこの間、公費接種の対象となった HPV ワクチンについては副作用の訴えが相次ぎ重い症例もあることが問題になっています。接種勧奨は再開せず副反応被害の徹底した検証をすすめます 」