[北京 25日 ロイター] - 中国商務省は25日、中国と米国の首席交渉官が今月30─31日に上海で通商協議を行うと表明した。報道官が記者会見で明らかにした。米中首脳は日本で開催された20カ国・地域(G20)首脳会議で通商交渉の再開に同意したが、これまで対面協議は行われていなかった。

ホワイトハウスによると、中国は先に米農産物の購入に合意。中国政府は19日、民間の輸入業者に対し大豆の購入を拡大する計画を説明していた。

報道官は「一部の中国企業は米農産物の購入に前向きで、米国企業に価格を問い合わせており、近く契約に署名する意向だ」と発言。購入は企業が市場原理に基づいて決めるもので、通商協議の再開とは直接的な関係はないと述べた。

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